Womanネットワークプログラム

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Womanネットワークプログラムに参加された1,2 期の修了生に「あなたらしく、生きる」をテーマにお話を伺いました。第二回目は、ウーマンネットワークプログラム1期生の子どもアートワークショップ「ちょっきんぺったんLab」の新山佳美さんのWoman’s Storyです。

アートを通して大人も子どもも自分らしく、認め合える世界に

PROFILE

東京生まれ平塚育ち。美術学校卒業後、WEB制作会社に勤めた後、フリーランスでグラフィック、WEB、イラスト、動画、写真撮影までワンストップで請け負う「Design studio Five UP」のデザイナーとして活動する。その傍ら地域とつながるをテーマに子ども向けアートのワークショップ「ちょっきんぺったんLab」を主宰している。現在ひらしん平塚文化芸術ホールで不定期開催中。ワークショップデザイナー。

自分がどう感じるのか、自分の思いを大切にして育てていくことの出来る場所を作りたいと思った

  • --新しく事業に取り組もうと思ったきっかけを教えてください。

    私はデザインの仕事を20年ほど続けきましたが、それ以外に子どもに向けてアートのワークショップを始めたいと思った一番のきっかけは、自身の小学校の時の先生の存在でした。その先生は、私のことを何でもいいねと認めてくれて、世の中には、親だけの価値観だけでなく様々な価値観が存在していて、様々な価値観に触れる機会があれば見えてくる世界も変わるということを身を持って知ったことでした。

    一方、みんなで同じことを、同じようにする横並びの学校の一斉教育が合わない子どもでした。子どもは、大人に比べて学校や家庭、習い事などの狭い世界になりがちです。親や先生や友達だけの価値ではなく、自分がどう感じるのか、自分の思いを大切にして育てていくことの出来る場所を作りたいと思いました。

  • --事業のミッションとそのために大切にしていることを教えてください。

    アートを通して子どもや大人が豊かに生きるきっかけを作っていきたいです。「ちょっきんぺったんLab」では、従来の技術向上や芸術家養成だけの美術教育という枠組みだけではなく、アートが軸となった広い意味での「学び」の場でありたいと考えています。それには大人も子ども地位も立場も関係なく、関わり合い学び合うことが必要です。また、理屈や理論だけではなく、五感で感じ、美しい!楽しい!と一人一人の「感じる心」を大切にしています。

    そのような様々な体験を通して、自身を取り巻く社会や自然や文化とのつながりを考え、関係性、しくみを自分なりに捉え「なぜ自分はここに存在するのか」「自分はどのような人間なのか」「自分にとって価値のあるものとは」と問い続けることが、「学び=豊かさ」に繋がると考えています。

--事業の将来像はありますか?

大人も子どもも一人一人の「感じる心」を尊重し、認め合う世界になったらいいなと思っています。百人いたら百通りの「感じる心」があります。会社や学校や家庭でそれが表現できなくても、「ちょっきんぺったんLab」では思い切り表現できる、そんな場所を作っていきたいです。

そして日常の中で、自分が綺麗だと感じた野草一輪を食卓に飾ったり、自分が描いた絵を壁に飾ったり、少しでも毎日が楽しく豊かな心を持って暮らせる人が増えたらいいなと思います。今後は子どもだけでなく、様々な人がアートを通して人と人がつながる場を作っていきたいです。

ウーマンネットワークプログラムで知り合った皆に背中を押され、助けられた

  • ワークショップの様子

  • --ウーマンネットワークプログラムに参加したきっかけを教えてください。

    私は平塚育ちで、ずっと地元に根差したことに関わりたいという思いがありました。子ども向けのアートのワークショップの事業を始めたいと思っていましたが、まだぼんやりしていて、やりたいことはあるけれどどう進めたらよいかわからないことだらけでしたが、ウーマンネットワークプログラムに参加すれば何かヒントや出会いがあるのではないか、と思って応募したのがきっかけでした。また、子育てや子どもと親和性の高そうなプログラムに魅力を感じました。

  • --ウーマンネットワークプログラムに参加してみてどうでしたか?

    「ちょっきんぺったんLab」は、ウーマンネットワークプログラムに参加したからこそ実現できたと言えるので、本当に大きな影響を受けました。

    それまでぼんやりしていた事業のビジョンが、プログラム最終回を迎えるまでにはっきりとしていきました。なぜこの事業をはじめたいと思ったのか、受講を進める中で何度も自問自答し、ひたすら自分と向き合ったと思います。大げさでなく、今までの人生そのものを考えました。そしたら不思議と事業のビジョンと繋がっていて、ああ、こんな思いを私は抱えていたんだと気付くことができました。最終回の所信証明の発表会では、皆さんの事業に対する思いが伝わってきて、会場がふわっと温かい空気に包まれました。皆様々な思いがありここにたどり着いたんだなと思うと、何か不思議で心が震える瞬間がありました。

  • --プログラムへの参加をきっかけに、取り組んだことや変化はありましたか?

    初めての「ちょっきんぺったんLab」の開催では、ウーマンネットワークで知り合った皆に背中を押され、助けられて開催することが出来きました。実際開催当日手伝いにきてくださったり、落ち込んでいたら、「挑戦したことがえらいよ」「10回やってみてからもう一度答えを出してみたら?」と励ましの言葉をもらい本当に嬉しく心強かったのを覚えています。この時の思い出は一生忘れないものになるだろうと思いました。

    その後もお互いの事業の進捗を話したり、励まし合ったり、カフェでお茶したり、ウーマンネットワークで知り合えた仲間は、かけがえのない宝物です。2期の皆さんも素敵な方ばかりで、心から応援したい思いが強くなりました。

--プログラムに参加しようと思っている方に向けて一言

大人になると常識に囚われたり、周りに合わせてしまったり、今自分が感じること、やりたいこと、やりたくないこと、本当の自分の気持ちをふと置き忘れたり閉まってしてしまっていることもあるかと思います。ウーマンネットワークプログラムに参加して、とことん自分というものに向き合ってみてください。自分と向き合うことは時には苦しい時もあるかもしれません。でも、そこには気付きを与えてくれたり、力になってくれる仲間がいます。あなたが「あなたらしく、生きる」きっかけとなりますように。

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TEL:0463-21-9758

平日8時30分から17時00分まで

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E-mail:sangyo-s@city.hiratsuka.kanagawa.jp

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